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「自由な働き方」というのはウソ。「自由な働かせ方」と呼べ!

 政府が進めている「残業代ゼロ」の案について、「自由な働き方ができるようになる」などという謳い文句が見られるが、これは意図的なウソであろう。

 雇われた労働者であるサラリーマンは、ホワイトカラーであっても、基本的に「自由な働き方」などできないはずである。自分で自由に業務の内容や数量を選んで、自分で自由に処理することなど不可能であって、業務もその評価も基本的に使用者である会社が行うものでしかない。自由があるとすれば、それは個々の業務の順番とか時間配分などくらいである。

 この残業代ゼロの導入によって、本当に「自由で時間にとらわれない働き方」ができるのかどうか手っ取り早く確認したければ、今現在既に残業代が支払われない「管理監督職」の人々を見てみるのが良いだろう。世の会社の課長と呼ばれる人々は、「自由で時間にとらわれない働き方」をしているのだろうか。

 結局のところ、残業代ゼロの制度案がめざしているのは、「自由な働き方」などではない。あえていえば、「自由な働かせ方」なのである。

 労働時間の制約にとらわれずに会社が社員を自由に働かせたいというのが目的ならば、この制度案はまさしくその目的に合っているといえるだろう。1日8時間を超えてもペナルティとしての割増賃金(残業代)どころか時間刻みの追加の賃金も会社が払わなくても良くなるのだから、まさに「自由な働かせ方」ができる制度なのである。

 「自由に働きたい人」向けではなく「自由に働かせたい人」向けの制度なのだから、そのように報道して社会に広く知らせるべきだろう。 

 

 

 

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