最近のトラックバック

人気ブログランキング


フォト

« AERAという雑誌 | トップページ | 今でも「成果に応じた賃金」は既に行われている »

「成果のみ応じた賃金」なら「残業代ゼロ」どころか「賃金ゼロ」にも?

 例の「残業代ゼロ」の案についての記事を一つみたが(毎日新聞)、どうも概念が混乱しているようである。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140611-00000109-mai-pol

「労働基準法は労働時間を「1日8時間、週40時間」と定めている。管理監督者を除き、これを超えて残業をした人には残業代を払うよう義務付けている。だが、菅義偉官房長官、田村憲久厚生労働相、甘利明経済再生担当相らは11日、「柔軟な働き方を広げる」として、成果のみに応じて賃金を払う制度の創設で一致した。」 

 ということだが、この記事の書き方では、①「1日8時間・週40時間を超えても割増賃金(残業代)を払わないようにする」ことと、②「成果のみに応じて賃金を払うようにする」こととがごっちゃになっているのである。

 この①と②とは別次元の問題であって、混同してはならない。正確にいえば、①は②を含むが、①のすべてが②であるわけではない。 

 ②の方は、「成果のみに応じて賃金を払う」ということであるから、「成果がなければ賃金を払わない」ということであって、極論すれば、1ヶ月200時間働こうと400時間働こうと、成果が認められなければ賃金ゼロでも良いということになる。成果がなければ、いくら働いても残業代ゼロどころか賃金ゼロである。 

 まさかいくらなんでもそんな制度を目指しているわけではあるまい。「成果のみに応じた賃金」という表現は不適切だろう。記事が不正確なのか、関係者がいい加減な説明をしているのかはわからないが・・・

 

 

 

 

 

« AERAという雑誌 | トップページ | 今でも「成果に応じた賃金」は既に行われている »

人事・労働」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/454842/56471996

この記事へのトラックバック一覧です: 「成果のみ応じた賃金」なら「残業代ゼロ」どころか「賃金ゼロ」にも?:

« AERAという雑誌 | トップページ | 今でも「成果に応じた賃金」は既に行われている »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ