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「100周年を迎える『1日8時間労働』」について

あるブログで「100周年を迎える『1日8時間労働』」 という記事を見た。
「100周年」というのは、旧ソ連で1917年に世界で初めて1日8時間労働が法制化されて100周年ということを意味している。

詳しい内容は省くが、基本的にブログの記事の論調は、長時間労働の是正を支持する方向であり、そこは良いのだが、終わり近いところで、

> なにやら社会主義的な感じがして違和感もあるのだが、「1日8時間労働」が確立されて
>から、来年で100年を迎える。時代は大きく変わり、人間の代わりに人工知能ロボットが
>仕事をするという時代に突入しようとしている現代において、いつまでも「8時間労働」に
>縛られるのは不自然だとも思える。
>

> 1817年 「8時間労働」のスローガン
> 1917年 「8時間労働」の実現
> 2017年 「8時間労働」からの脱却 ←目標

としていて、この部分だけどうも論調がおかしいと思ったら、どうやら「8時間」の意味を逆にとらえているようである。

100周年を迎える「1日8時間労働」とは、「労働は原則1日8時間を超えては労働させない」という趣旨のはずだが、このブログの筆者は、反対に「1日最低8時間は労働を義務付ける制度」として解釈し、「今の時代、8時間も労働に縛られる必要はないだろう」という方向で主張しているらしいのである。

(もっとも、旧ソ連のことなので、「働かざる者食うべからず」「怠惰は許さない」の精神なのだろうと思われて、「1日8時間は労働せよ」という制度であったと解釈されてしまったのかも知れない。)

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