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天皇の公務負担軽減等に関する有識者会議の専門家

 天皇の公務負担軽減等に関する有識者会議で、16名の専門家に対するヒアリングが行われたという報道 が数日前にあった。

 この16名の名前を見てみると、有名な人ばかりで、私が著作を読んだことがある人もいるが、このうち2名だけはご本人に直接接した経験がある。

 まず園部逸夫・元最高裁判事は、かつて会社員時代、とある経済団体のようなものに出向していた時にお目にかかった。この団体は、大企業の経営者などが集まる場であり、私はそこの事務局の一員に加わっていたのだが、ある時に憲法問題について研究してみようということになって、専門家を多数招いてレクチャーを受けたことがあった。その専門家のなかに園部元判事も含まれていたのである。ただどういうお話だったか、今はもうほとんど忘れてしまった。

 もう1人は平川祐弘・東大名誉教授で、比較文化や比較文学の研究者だが、学生時代に授業を1科目1年間だけ受けたことがあった。能と西洋の詩の比較とか、白居易の漢詩とウェイリーの英訳だとか、そんな話がいろいろ出てきたことは覚えている。

 またせっかく授業を取ったからということで、平川教授の著作も学生時代に何冊か読んでみたものが、そのうちどの本だったかは覚えていないものの、漱石のロンドン留学について触れた著作があって、そこでは「魯迅の小説『藤野先生』は、夏目漱石の『クレイグ先生』という作品の影響を受けて書かれたものだ」という説を唱えていた。私は『藤野先生』は読んだことがあるものの『クレイグ先生』の方はまったく未読なので、この説については何とも判断しかねるのだが、文学史の世界では、この説は果たして認められているのだろうか。

 さて、この16名の専門家を見ると、憲法学者と、いわゆる保守論客的な人と、あとは皇室制度(天皇制)に詳しい論者たちというところだろうか。いわゆる左寄りの人は、皇室制度はどうでもいいだろうから、こういう場に呼ばれないのは仕方ないだろう。
 それ以外に、たとえば旧五摂家(近衛家など)とか冷泉家とか、そういう公家の子孫である堂上華族の人々は呼ばれないのかと思ったが、ここらの人々は、歴史的にみて家柄が皇室に近すぎて客観的な意見を述べる立場とは言えないということで「専門家」としては扱われなかったのだろうか。

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