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「訂正でんでん」でバカ騒ぎするのは、安倍首相ではなく有権者に対する侮辱である

 安倍首相が「訂正云々」を「訂正でんでん」と読み間違えたことについて、多少ネットやメディアで話題になっていたが、

民進党の大西健介衆院議員(‏@oniken0024)が:

“でんでん虫、虫、安倍ソーリ”

https://twitter.com/oniken0024/status/824241095143997440

とtwitterで揶揄し、さらに東京新聞特別報道部の佐藤圭という人(‏@tokyo_satokei)が、   

“驕り高ぶる権力者の失敗は嘲笑の的にして当然だ。”

https://twitter.com/tokyo_satokei/status/824408688710479873

・・・とつぶやいている。

 さて、この種の政治家の読み間違いなどを野党やメディアが揶揄する場合、その目的はいったい何なのだろうか。

 まさか、政治家に漢字の読み方について注意を促すためではないだろうし、世間一般の国語力を向上させるためでもあるまい。
 いうまでもなく今回の件で「でんでん」を揶揄したり騒ぎ立てる目的は、安倍内閣を風刺というか攻撃し、その支持率を低くして、野党(民進党でも他の党でも)の支持率を高めることが目的だろう。

 私は別に安倍内閣に思い入れはないので、この目的そのものについて何のケチもつけるつもりはない。「でんでん」を攻撃して安倍内閣の支持率を下げ、野党の支持率が高まる効果があるというのなら、大いにやれば良いと思っている。

 ただ問題は、大西議員が「でんでん虫、虫、安倍ソーリ」とtwitterでつぶやいて、それが拡散されたとして(現に拡散されているのだろうが)、それによって印象が悪化してダメージを受けるのは、安倍内閣や自民党なのか、それとも大西議員や民進党の方なのか、ということである。

 大西議員にしても、東京新聞の佐藤氏にしても、「為政者を揶揄・風刺すれば民衆が喜んでくれる」という、ある意味非常に素朴な考え方というか大衆観に立っているようである。

 しかし有権者は、メディアや野党にそんなものを求めているのだろうか。むしろ、政策に対する分析批判や提言を求めているのではないか。つまり有権者はレベルの高い分析や提言を求めているのに、それに対する野党やメディアの答えが「でんでん」というのが、大西議員や佐藤氏ということになる。

 そもそも「でんでん虫、虫、安倍ソーリ」などで内閣の支持率が下がって民進党を支持してもらえると思っているのなら、それは、(安倍内閣に対してではなく)有権者に対する侮辱ではないだろうか。

 たとえていえば、賢い小中学生が普通の小説を読みたいといっているのに、3歳児向けの絵本を与えてご機嫌を取ろうとする大人がいたら、それはバカな大人だろう。このバカな大人こそが、野党やメディアの姿である。

 果たして「でんでん虫、虫、安倍ソーリ」というtwitterによってバカにされて失笑を買うのは、安倍首相ではなく、むしろ大西議員の方ではないだろうか。

 有権者からみれば、具体的な政策議論に結びつかない、漢字の読み間違え等のレベルの揶揄にかまけている野党は、政策論ができない無能者だと思われても仕方がないだろう。

なお、安倍政権に明確に批判的な立場からも、「訂正でんでん」の揶揄で騒ぐ民進党議員などに対する苦言を呈する論者の記事があるので、最後にご紹介しておく。

安倍総理の「訂正でんでん」から考える 嘲笑しても政治は動かない (猪野 亨弁護士)

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